クレジットカードのキャッシング枠を増額する方法
クレジットカードのショッピング枠は、自動的に増えていくことが多いですが、キャッシング枠のほうは、申込みの時に10万円もしくは20万円を希望して、そのまま10万円〜20万円の枠がついているということが多いでしょう。
クレジットカードによっては、キャッシング枠のほうも自動的に増えていくことがありますが、基本的には増枠申請をしないと増えません。
ショッピング枠とは違って、キャッシング枠は借金をするための枠ですので、増枠には慎重になるようです。50万円を超える枠を設定する場合には、総量規制の関係で収入を証明する書類の提出が必須となります。
キャッシング枠を増額する方法
キャッシング枠を増額する方法は、クレジットカードによって異なりますが、30万円くらいまではネットでできるケースが多いです。会員画面にログインをして、「ご利用可能枠の変更のお申込み」のページから申込みをするという方法が簡単でしょう。
楽天カードの場合なら、「楽天e-NAVI」にログインして、「ご利用可能枠の変更」を選択します。次に、「ご利用可能枠の増枠」を選択して、希望額を入力して、申込みをします。
申込みをしたら100%増枠ができるわけではなく、審査に落ちる可能性もあります。それまでのクレジットカードの支払いで延滞をしている人は難しくなるでしょう。審査で問題ないと判断されたら、2日〜1週間くらいで連絡が来て、増枠が完了します。
前回の申込みから一定の期間が過ぎていない場合には、申込みができないようになっています。
前回に申込みをしてから間もない時期ですと、審査を受けても同じ結果になる可能性が高いからです。およそ半年くらいは経過している必要があるでしょう。その間に延滞をしていないなら、可能性はあります。
通常の「ご利用可能枠の増枠」だけでなく、一時的な増枠が利用できることもあります。
海外旅行へ行く、結婚をするといった事情があって、一時的に枠を増やして欲しい場合には、通常の「ご利用可能枠の増枠」ではなく、一時的な増枠のほうから申込みをしましょう。そちらのほうが可能性が上がります。
使い方がわからない場合には、コールセンターに電話をして聞いてみるのが一番です。
借り入れが50万円を超える場合
クレジットカードのショッピング枠は借金ではなく、貸金業法の対象ではありませんが、キャッシング枠のほうは消費者金融からの借金と同じなので、貸金業法の対象です。
50万円を超える借入の場合、もしくは貸金業者から借りている借金の総額が100万円を超える場合には、収入証明書の提出が必要になります。
入社1年目の新入社員の場合には、源泉徴収票がないので、直近2か月分の給与明細を提出することになるでしょう。
自営業をやっている人はどちらもないので、確定申告書、課税証明書、納税通知書などが提出しやすいでしょう。給与明細は3か月分必要な会社もあります。
クレジットカードによっては、キャッシング枠の上限が50万円に設定されていることもあります。
そのクレジットカードではキャッシング枠が最大で50万円までしか設定できない場合には、商品の性質上、それ以上増枠することはできません。
その場合には、ゴールドにランクアップさせるか、50万円を超えるキャッシング枠を設定できるクレジットカードを別で契約するといった方法をとることになるでしょう。
借り入れが50万円を超える場合には、銀行カードローンなども検討してみましょう。
クレジットカードのキャッシング枠は消費者金融と金利が変わりませんので、高額なお金を借りることには向いていません。金利が低い銀行カードローンを契約することで、利息をかなり抑えることができるかもしれません。